「私はこう戦った」の日記

子どもと外国人妻が心の支え!不当解雇を訴え復職するまでの道のり

ワンコの亡きがら

妻を駅に迎えに行った帰り道、車を走らせていると反対車線の車が徐行運転をして何かを大きく避けていた。

 

目を凝らして見ると茶色の塊が。

 

毛が見えた。

 

ああ、動物が車に跳ねられたのかな、かわいそうに、と思い通り過ぎた。

 

でも妻は引き返すことを要求した。すでに亡くなっていたとしても、さらにタイヤに踏まれるのを避けるべきだ、とのこと。

 

私はこれまでロードデスに合った動物を片付けたり、弔ったことはしたことはない。同情はするが、どうしたらいいというのだ?

 

妻は「プリーズ」と言って運転席に身を乗り出し、私の顔を見つめて懇願してやまない。

 

妻に押されて道を引き返した。

 

こないだは道に散らかった財布を拾いに道を引き返したが、今回は動物の亡きがらだ。

 

現地に戻ると、前に走る車は茶色の塊を大きく避けて通過して行った。

 

私たちは茶色の塊の前でハザードランプを出して停車した。ワンコか?いや、イノシシかもしれない。

 

そう妻と話し車を降りようとすると、丁度通行人のおじいさんが茶色の塊に近づいた。

 

おじいさんはじっと茶色の塊をのぞきこんだ後、足でその塊を道路脇に蹴って除けた!

 

「ええっ!」(妻と私)

 

「ふわり」(茶色の塊)

 

「え?」(私と妻)

 

動物の亡きがらではなく、茶色のフリースの落とし物でした!チャンチャン。